Luna's Monologues

宿命…






今日は特に底冷えのする一日だった。

夜10時前、わが町の駅に着いて、外に出てみると…



風が強いというのではない、空気が冷えている。

冷蔵庫の中のように。

呼吸をすると、吸気が肺に達してもまだ冷たい…は大げさだけど。



雨が降ったみたいね、

アスファルトが黒くなっている。

大阪市内と違って、郊外では空が広い。

ぐっと下のほうまで降りてきているって感じ。

雲のないところが真っ黒の冬の空。

雲との境がくっきりしている冬の空。

こんなに寒い日は、やっぱり人が恋しいよね、ひととの会話の温かみが。



いま、着いたよ。今日は遅くなってごめんだったね。

そのかわり、今日の外食はわたしがおごるよ。

寒いから、マクドナルドで待ち合わせ、ね。



ケータイでそう伝えて、迎えを求めた。

冬はいい。こうやって夫に迎えに来てもらえるから。

夏場はプロ野球があったりするとね、なかなか。



「ひとりじゃないって、ステキなことね ♪」

ふと、天地真理の古い古いヒットソングが脳裏に流れた。

「…いつまでも、いつまでも ♪」



いつまでも続くだろうか。

生育歴に恵まれていないわたしは、ときどき、自分の幸福が信じられなくなる。

きっと、なにか悪いことがそばまで迫っている…

そんな強迫観念にときにおそわれるのだ。

こんなときこそ、「思考停止」は使われるべきなのだ、こんなときに限って、ね。

マインド・コントロールも使いようによっては、自分の弱さを抑制するのに役立つ。

強迫観念を閉め出すために限って、ね。



アダルト・チルドレンのわたしは、

一生涯、こういう自分との格闘を続けていかなければならない。

でも、これも宿命。わたしの責任じゃない。

生まれる親を、人間は選ぶことができない。

ひとはみな、なにかしら、不備な境遇、不備な問題を抱えて生まれてくる。

まったく暮らしの苦労をしなくていい境遇に生まれた人間でさえ、

ノリピーのダンナさんのように、四十代まで社会というものから外れて生きてきて、

およそ四十代の人間に最低限備わっているだろう社会性がなく、

ただ単に刺激を求めて生きるしかない人間になってしまう、

これも決して、生きた甲斐のある人生じゃない。



わたしは、わたしにのしかかってきた運命を嘆いたり恨んだりするんじゃなく、

この運命を、自分に用意された「リング」だと、

リングというのはレスリングなどのリングのことだが

わたしは、そういうふうに、いまは受け留められる。




わたしは、わたしが遭遇することになったこの「リング」で、運命をノックアウトする、

そういう決意で生きている。

今日も、あしたも。

いのちの続く限り。
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by psychic-luna | 2010-01-08 00:44
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人前では言えない、あんなこと、こんなこと
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