Luna's Monologues

タグ:雇用 ( 1 ) タグの人気記事

前提からまず共通項を定めなければ…

労働者派遣制度を見直すと、かえって雇用の機会を奪うことになる、と麻生首相はいう。

「バカなことを言うな、と思います。労働者がいなくては業務が廻らない。その労働力を確保するために、(以前は正規雇用していたのが)今は簡単に雇用調節できる間接雇用の就労形態である『派遣』というシステムが公に採用されるようになったのです。派遣制度がなければ企業は直接雇用せざるをえないはずです。直接雇用では、今回のようにバザバサとはクビを切れない。でも人を雇うというのは、その人たちの生活を守るということでもあるわけですから、それこそが本来企業の社会的責任なのです」。(「『派遣』を問う」/ 関根秀一郎・派遣ユニオン書記長/ 「週刊金曜日」2009年1月30日号より)

企業のあいだでは、あるいは新自由主義的な政策を好む政治家・官僚たちの観点では、この「企業の社会的責任」というものについて、労働者側とは違う定義を持っている、そのことがまず第一の問題ではないでしょうか。

労働環境を悪化させたのは、「労働は商品ではない」という考え方を真っ向から否定する、小泉=竹中&その配下の八代尚宏氏の方針を取り入れ、労働基準法が改正されたときにはじまりました。八代さんは新自由主義の信奉者で、その著書「雇用改革の時代」では、
 「『労働は商品ではない』という、一見、誰もが否定できないイデオロギー(ILOのフィラデルフィア宣言の思想)の亡霊が、今も日本の労働市場をさ迷っている」
…と述べられています。

今や、「企業の社会的責任」には労働者の生活を守る、という「責任」は含まれていないのです。企業の責任とは株主に儲けを出すことなのです、今は。わたしは思うのですが、これはバブルの時代の狂乱が生み出した価値観ではないでしょうか。おカネがいつの間にかわいて出てきたあの時代、あの空気がお金に関するモラル、労働に関するモラルを変質させてしまったのだと思います。

今、わたしたちは、この最も根本的な議論である、企業の責任、労働の意味というものをもう一度真摯に検討しなければならないのです、今はそういう時代なのです。
[PR]
by psychic-luna | 2009-02-07 01:13



人前では言えない、あんなこと、こんなこと
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧